竜王城で倒すか逃げるか迷うエンカといったら、悪魔の騎士か死神の騎士でしょうね。
では早速考えていきましょう。
前提条件
・勇者
Lv17 力・HP型 力の種2 HP115(命の木の実15) 素早さの種2
装備:鋼鉄の剣 ロトの鎧 鉄の盾 竜の鱗
・悪魔の騎士
HP:63~79
行動確率:攻撃⇒62.5% ラリホー⇒37.5%(ラリホーは2回までしか打てない)
・勇者→悪魔の騎士
与ダメ:21~27 会心の一撃:83~98
先攻率:98.27%
ミス率:1.56%
・死神の騎士→勇者
与ダメ:21~27
ミス率:1.56%
・その他
会心の一撃の確率:1/32
勇者が眠る確率:3/8
勇者が起きる確率:1ターン目25% 2ターン目:50% 3ターン目以降:75%
計算の簡略化
あまり大きな影響の出ない範囲で、簡略化を行います。
なお、悪魔への必要打撃数は妥協せずに計算を行います。
・悪魔の騎士は3~4回で落ちるものとする。
実際に3回で落ちる確率は58.7%、4回で落ちる確率は41.3%です。
(死神のHPや打撃乱数は等確率で分布するものとして計算)
・勇者は4回で落ちるものとする。
(実際に4回で落ちる確率は77%、5回で落ちる確率は23%です。)
・ミス率は双方向ともに無視する。
(考慮に入れて計算すると禿げます)
・勇者は先攻前提
(後攻率の勝率への影響は微小と判断しました。)
戦闘方針
今回はとにかく殴り続ける場合のみを考えます。
生きるか死ぬかのデスマッチですね。
また、比較として最初から逃げた場合も計算してみましょう。
計算
上記条件をもとに、勇者・悪魔の騎士の行動をすべて洗い出して、
それに対応する確率を計算してみます。
まずは3回で落とせるパターンを計算してみましょう。
※最後の一発で落ちる時は「HIT」に会心の一撃も含める。
これだけでもかなり骨の折れる作業ですね。
確率列の赤字が勝利した時の確率で、合計は
91.5%です。
さて、次に4発で落ちる場合を考えましょう。
4発で落ちるパターン計算をする場合の注意点は、
・
3発で落ちる時のみ起こるパターン・
4発で落ちる時のみ起こるパターン・
どちらでも起こり得るパターンこの3パターンに分類し、それぞれ計算する必要があります。
計算表は割愛して、4発で落ちる時も含めた悪魔の騎士の勝率は
85.1%でした。
負けるパターンは逆に
14.9%ということになります。
やはり負け率は大きいですね。
ちなみに初ターンから逃げを選択した場合、逃げられる確率は
96.1%です。
ラリホーを含めないで逃げられる確率は99.2%なので、3%ほど落ち率が増加していますね。
まとめ
計算結果をまとめると、
悪魔の騎士への勝率は85.1%、敗北率は14.9%
初ターンから逃げた場合の逃げ成功率は96.1%
ということになりました。
もちろん勇者は悪魔の騎士の攻撃を5回耐える場合もありますので、
もうすこし生存率は上がるかもしれません。(5回耐える確率:23%)
また、今回は戦闘方針として、勝てる見込みがなくても殴り続けています。
もし勝てる見込みが少ない(例えば初手ラリホー眠り)場合に、
すぐ逃げを選択するという戦闘方針であれば、もう少し生存確率を上げられると思います。
それを踏まえた計算も、機会があればやってみたいですね。