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竜王第2形態の回復ラインを考える



今回は竜王第二形態戦での回復ラインについて考えてみたいと思います。

みなさんは竜王戦での回復ラインをいくつにしていますか?

最大乱数を足し合わせた、


ローテ1回目ローテ2回目ローテ3回目ローテ4回目
1016464101

以上の回復ラインが一般的になっていますね。

ここで考えて頂きたい。

そもそも最大乱数を2回とももらう確率はいくつなのか?と。

ローテ1回目で考えてみます。

・打撃の最大乱数47の確率=9%
・激しい炎の最大乱数54の確率=3.5%

したがって、両方とも最大乱数の確率=9%×3.5%=0.315%

なんと、2回とも最大乱数をもらう確率は約0.3%しかないんです!

これをケアするのは馬鹿らしいですよね。

竜王戦は殴れるターンにはしっかり殴ることが鉄則なので、
この回復ラインは見直すべきと考えられます。

では、回復ラインはいくつにすればよいのでしょうか。

それが今回のテーマとなります。

前提条件

勇者の条件は下記の通りです。


Lv成長タイプ装飾品
18力・HP型ロトの鎧鉄の盾竜の鱗

通常RTAの18竜王について考えます。

計算方法

次に乱数幅とその確率について確認してみましょう。

DQ12の「敵の」呪文や炎のダメージ分布(グラフ付)(bamboo氏作成)

上記サイトに火の息、激しい炎等の詳しい乱数分布がまとめられています。

一覧にすると下記の通りです。


激しい炎燃え盛る火炎火の息
484.5%1212.8%910.2%
498.3%1318.4%1012.7%
5018.4%1428.5%1122.7%
5149.6%1531.2%1239.6%
5210.1%165.5%137.6%
535.5%173.5%144.6%
543.5%----153.1%

また、打撃の乱数は37~47で、等確率(9%)に分布するとします。

最後に、ローテ3回目は火の息or燃え盛る火炎、ローテ4回目は火の息or打撃ですが、
選択率はそれぞれ50%ずつとして計算を行います。

あとはローテごとに乱数の組み合わせと、その確率を求めるだけですね。

計算結果

計算結果は下記の通りとなります。

ローテ1回目

ダメージ8593949596979899100101
その確率0.4%9.1%9.1%9.1%8.7%7.9%6.3%1.7%0.8%0.3%
それ以上になる確率100.0%53.0%43.9%34.8%25.7%17.1%9.1%2.9%1.1%0.3%

ローテ2回目


ダメージ4655565758596061626364
その確率0.4%9.1%9.1%8.6%8.0%7.0%4.6%3.4%1.9%0.4%0.1%
それ以上になる確率100.2%52.6%43.5%34.4%25.7%17.7%10.6%6.0%2.5%0.5%0.1%

ローテ3回目


ダメージ1855565758596061626364
その確率0.26%4.56%4.56%4.32%4.04%3.52%2.33%1.74%0.99%0.21%0.08%
それ以上になる確率100.46%26.33%21.77%17.22%12.89%8.86%5.34%3.01%1.27%0.29%0.08%

ローテ4回目


ダメージ579293949596979899100101
その確率0.2%4.5%4.5%4.5%4.5%4.3%4.0%3.1%0.9%0.4%0.2%
それ以上になる確率100.2%31.1%26.5%22.0%17.4%12.9%8.5%4.6%1.4%0.6%0.2

以上がローテごとのダメージ及び、その確率です。

実際の回復ラインの選定の際は、乱数以上になる確率を参考にすると良いです。

また、上記の確率はあくまで2回ともダメージを受けた場合の確率なので、
乙率と考えると、回復ターンの先制率を考慮に入れなければなりません。

先制率は下記の通りです。

○素早さの種無し: 40.50%
○素早さの種 +1 : 42.38%
○素早さの種 +2 : 44.22%
○素早さの種 +3 : 45.99%

よって後攻率は下記の通りになります。

○素早さの種無し:59.50%
○素早さの種 +1 :57.62%
○素早さの種 +2 :55.78%
○素早さの種 +3 :54.01%

この後攻率を、上記の乱数確率に掛け合わせると、乙率して求まります。

まとめ

では回復ラインはいくつにすればよいのでしょうか。

それは以上を参考にして、自分なりに考えてみてください。

なぜならどれほどリスクを負ってプレイするかは、プレイヤーによると思うからです。
本当は回復ラインを提示して責任追及されたくない

というわけで、今回の記事は以上となります。

この記事で少しでも竜王への勝率を上げてもらえたら嬉しいです。

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